霊的に目覚めるとき
霊的資質は永いあいだ潜在的状態を続け、魂が十分に培われた時点でようやく発現し始めるものです。
それが基本のパターンなのです。
すなわち悲しみや病気、あるいは危機に遭遇し、この物質の世界には何一つ頼れるものはないと悟った時に、はじめて魂が目を覚ますのです。
何一つ煩わしいことがなく、空は明るく静かに晴れ上がり、すべてがスムーズにそして穏やかに運んでいるような生活の中では、真の自我は見いだせません。
すばらしい霊的覚醒が訪れるのは、嵐が吹きまくり、雷鳴がとどろき、稲妻が光り、雨が容赦なく叩きつけている時です。
お二人が歩まれた道もラクではありませんでした。
しかし、だからこそ良かったのです。
困難にグチをこぼしてはいけません。
困難は霊の拍車です。
霊的知識をたずさえてそれに立ち向かうことです。
霊の力は物質に勝ります。
問題に遭遇した時はいったん足を止め、霊的知識に照らして判断し、どんなことがあっても生まれてこられた目的から目をそらさないでください。
(引用:シルバーバーチの霊訓(9)より)