霊界からの通信の目的

今から3,000年以上前に地上を去り、霊界で暮らしているシルバーバーチという霊魂がイギリスのバーバネルという霊媒を通して、死後の世界(霊界)のことや人間が地上で生活する目的などを語った『シルバーバーチの霊訓』という書籍の中で、霊界からの通信の目的を語っています。

私たちの本性は霊魂であり、その霊魂が肉体という不自由な物体を身にまとい、地上での生活を送る中で、永遠の真理を学び霊としての成長を志し、死後の世界での生活に備えることが目的です。

物的生活に欠かせない必然性から問題が生じ、その解決に迫られたとき、言い換えれば日常生活の物的必需品を手に入れることに全エネエルギーを注ぎ込まねばならないときに、本来の自分とは何か、自分とはいったい何者なのか、なぜ地上に生活しているかといったことを忘れずにいることは困難なことです。

そこで、私のような古い先輩、すでに地上生活を体験し、俗世的な有為転変に通じ、しかもあなた方一人一人の前途に例外なく待ち受けている別の次元の生活にも通じている者が、その物的身体(ういてんぺん)が朽ち果てたのちにも存在し続ける霊的本性へ関心を向けさせていただいているのです。それが基本だからです。

あなた方は霊的な目的のためにこの地上に置かれた霊的存在なのです。そのあなた方を悩まし片時も心から離れない悩み事、大事に思えてならない困った事態も、やがては消えていく泡沫(うたかた)のようなものにすぎません。

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こう言うと多分”あなたにとってはそれで結構でしょう。所詮あなたは霊の世界の人間です。家賃を払う必要もない、食料の買い出しに行く必要もない、衣服を買いに行かなくてもよい。そういうことに心を煩わせることがないのですから”とおっしゃる方がいるかもしれません。

確かにおっしゃる通りです。しかし同時に私は、もしもあなた方がそうしたことに気を取られて霊的なことを忘れ、霊の世界への備えをするチャンスを無駄にして、身につけるべきものを身につけずにこちらへ来られた時に果たしてどういう思いをなさるか、それもわかっているのです。

私には、してあげたくてもしてあげられないことが沢山あるのです。みなさんの日常生活での出来事にいちいち干渉できないのです。原因と結果の法則の働きをコントロールすることはできないのです。また、あなた方地上の人間は大切だと考え私は下らぬこととみなしている事柄が心に重くのしかかっていることがありますが、その窮状を聞かされても私はそれに同情するわけにはいかないのです。

私にできることは永遠不変の真理をお教えすることだけです。

(引用;シルバーバーチの霊訓〈6〉より)