聖アウグスティヌスは、生前、1日の終わりに自分の良心に問いかけ、その日のすべての自分の行為を顧(かえり)みたそうです。

何か義務を怠らなかったか、誰か自分に不満のある者はいないかと。

このようにしてアウグスティヌスは反省を行い、自分の改善する必要のあるものは何かを確認しました。

毎晩、こうしてその日のすべての行為を顧みて、善いことをしたのか悪いことをしたのか自問する人は、自己改善のための大きな力を得ることができるのです。

何かを人のせいにしなかったか、公言して恥じるようなことをしなかったか、これらの質問の答えは、自分の良心に休息を与えるか、あるいは精神的な痛みを示すかのどちらかでしょう。

この痛みが自分の治さねばならないものなのです。

だからこそ、反省は自己改善のカギなのです。

私たちは自分を欺くことのできない、反省の手段を持っているのです。

もし、私たちが自分の行為の何かに疑問を持ったら、自分に尋ねるのです。

他人がそれと同じことを自分にしたら、自分はどう思うだろうかと。

それはその相手が悪いのだと思うなら、自分の場合も同じことなのです。

相手の立場にたって物を考えるように、努力しなければならないのです。

私たちの成長のために、常に良心のささやきに耳を傾けることが必要です。

そして、良心のささやきに従って、行動するのです。

このような努力を続けていくうちに気づくでしょう。

良心に従って行動することで、精神的なやすらぎや幸福を手に入れられることを。

(参考文献:「霊の書」)