紛争は神の法則を無視した結果

人間は地域間の紛争が起きると「なぜ神は紛争を中止させないのか」「なぜ神は紛争が起きないようにしてくれないのか」と言って、私(シルバーバーチ)たちを非難します。

しかし、神の法則をみずから無視しているかぎり、その責任は人間にあります。

自分の行為による結果だけを避けようとする、そういう虫の良い考えは許されません。

神の法則は、誰も変えることができません。

蒔(ま)いた種は、自分で刈り取らなければなりません。

高慢、嫉妬(しっと)、怨恨(えんこん)、貪欲(どんよく)、悪意、不信、猜疑心(さいぎしん)、こうしたものが実れば当然のことながら紛争、衝突、仲違(なかたが)いとなります。

神の法則を説こうとしている私 (シルバーバーチ) たちは、こうして地上へ戻ってくる真の目的を理解していない人たちからよく非難されます。

しかし私たちの目的は、法則を説くことでしかないのです。

この世には、大自然の法則しか存在しないからです。

それをあなた方が宗教と呼ぼうと科学と呼ぼうと、あるいは哲学と呼ぼうと、それはどうでもよいことです。

誰であろうと、1個人であろうと、大勢であろうと、民族全体であろうと国民全体であろうと、法則に反したことをすれば必ずそれなりのツケが回ってきます。

いつも話しているように、その法則の働きは完璧です。

時としてそれがあなた方人間には見極められないことがありますが、因果律は間違いなく働きます。

法則だからです。

宇宙には自然の法則、神の法則しか存在しません。

ですから、その法則に順応して生きることが何よりも大切であることを人類が悟るまでは、地上に混乱と挫折と災害と破滅が絶えないでしょう。

私たちにできることは永遠の霊的原理をお教えすることだけです。

物的なものがすべて朽ち果て灰燼(かいじん)に帰した後に残るのはそれだけだからです。

物的なものしか目に映らない人間は、幻影を追い求め永遠を忘れるために大きな過ちを犯すのです。

いたって単純な真理ばかりです。

しかし、地上の人間はいまだにそれを悟れずにいます。

霊界からいかなる手段を講じてもなお悟れないとすれば、苦痛と涙、流血と悲劇を通じて悟るほかはありません。

私としては、こうした形で、つまり愛と協調の精神の中で悟っていただきたいのです。

ですが、それが叶えられない、つまり霊的手段ではだめということになれば、法則に背いた生き方をしてその間違いを思い知らされるほかはありません。

地上で偉人とされている人が、必ずしも私たちの世界(霊界)で偉人であるとはかぎりません。

私たちにとっての偉人は、魂の偉大さ、霊の偉大さ、人のためを思う気持ちの大きさです。

こうしたものは物的世界のケバケバしさが消えた後も末永く残ります。