目には目を歯には歯を」というハムラビ法典の言葉があります。

今では自分が受けた害と同じ事をして、復讐するという意味でつかわれますが、本来は、被害者が受けた害と同等の害を加害者にも与えるという同害報復の言葉です。

この言葉について、シルバーバーチの霊訓の中に記載があります。

第二次世界大戦の後の交霊会で、参加者から敗戦国の人々に対して霊的真理をどう説かれますかと問われた際に、次のように述べています。

忘れてならないのは、真理を理解するには前もって魂に受け入れ態勢が出来上がっていなければならないということです。

その態勢が整わないかぎり、それは岩石に針を突き刺そうとするようなもので、いくら努力しても無駄です。

魂が苦しみや悲しみの体験を通じて耕されるにつれて岩石のような硬さが取れて、代わって受容性のある、求道心に富んだ従順な体質ができあがります。

しかし、敗戦の苦しみの中に置かれた人々へのメッセージが1つだけあります。

何事も自分の理性に訴え、自分の道義の鏡に照らして行動しなさいということです。

動物時代の名残りを呼び覚まされて、目には目を歯には歯をの考えで臨んでもラチは明かないというこです。

苦難の代償はそれによって自らを霊的に開放し、憎しみも怨念も敵意もない、協調的精神に富んだ新しい世界に適応し、然るべき役割を果たせる人材となることでなければなりません。

(引用;シルバーバーチの霊訓〈7〉より)