世の中には、波風の立たない平穏な人生が一生続き幸せそのものという人生を送っている人がいます。

しかし、そのような人生を送っているように見えても、その人の内面では、さまざまな悩みや悲しみ、苦しみなどを抱えていることが多いものです。

また、今は幸福そのものの人生を送っていても、過去には様々な苦労、悲しみを味わいそれを乗り越えてきた結果として、幸福を勝ち得ていることが多いです。

生まれてから死ぬまで、全く悩みや苦しみを味わうことなく生きていくことはありえないと考えたほうがいいです。

なぜなら、私たちは様々な悩みや苦しみ、悲しみを乗り越えることで、はじめて進歩することができるのです。

そして、私たちはその進歩をするためにこの世に生まれてきているのです。

もし、一生波風の立たない平穏な人生を送った場合は、死後に自分の人生が進歩に全く役に立たなかったことを知り、無益に過ごした時間を後悔することになるでしょう。

波風の立たない平穏な人生を送ることは、本来働かなければならない人が、何もしないでぶらぶらして過ごすようなものなのです。

何もせずに過ごす無益な時間は、必ず償いをすることになります。

その無益な時間が原因となり、無益な結果を将来にもたらすのです。

将来、どれほどの幸福を得られるかは、どれほどの善を行ったかに比例します。

同じように、善くないこと、人を不幸にさせることを行えば、それに見合った不幸が将来もたらされます。

生きている間に不幸がもたらされなかった場合は、死後に自分のために不幸になった人々を見せつけられ、自責、後悔、叱責などの念に苦しむことになります。

更には生まれ変わった時に、自分が他人を苦しめる原因となったことで、今度は自分が苦しめられることになるのです。

(参考文献;『霊の書』)