肉体についての正しい認識

私たちは、肉体を具えた霊的な存在であることを正しく認識する必要があります。肉体は霊的存在である私たちが、地上で生活するために身にまとっている道具なのです。

もちろん、地上で生活していく以上、肉体は大切に扱う必要があります。きちんと栄養を与え、メンテナンスを行い、私たちが地上で生活していくために少しでも扱いやすい道具にしておく必要があります。

私たちは本来身軽で自由な霊的存在ですが、地上では肉体という不自由な物質を身にまとい、その不自由さの中で霊的な成長を図るための修行をしているのです。

3,000年以上前にこの地上を去ったシルバーバーチという霊魂が、人間の死後の世界や人間がこの世に生まれてきた目的などを体験もとに語った『シルバーバーチの霊訓』の中に、肉体について語った一節があります。

一般的に言って人間は肉体のことをおろそかにしていません。むしろ甘やかし過ぎです。必要以上のものを与えています。

あなた方が文明と呼んでいるものが不必要な用事を増やし、それに対応するためにまた新たな慣習的義務を背負い込むという愚を重ねています。

肉体にとってなくてはならぬものといえば光と空気と食べ物と運動と住居くらいのものです。衣服もそんなにあれこれと必要なものではありません。慣習上、必要となっているだけです。

私は決して肉体ならびにその必要条件をおろそかにしてよろしいと言っているのではありません。肉体は霊の大切な道具ではありませんか。肉体的本性が要求するものを無視するようにとお願いしているのではありません。

私は一人でも多くの人間に正しい視野をもっていただき、自分自身の本当の姿を見つめるようになっていただきたいのです。

まだ自分というものを肉体だけの存在、あるいは、せいぜい霊を具えた肉体だと思い込んでいる人が多すぎます。本当は肉体を具えた霊的存在なのです。それとこれとでは大違いです。

(引用:シルバーバーチの霊訓〈6〉より)