「禍福(かふく)は糾(あざな)える縄の如し」という言葉があります。

縄は二本の紐を交互により合わせて作りますが、災いと幸福も糾(あざな)える縄のように交互にやってくるという意味です。

人生には何事にも二面性があります。

光があれば闇があります。

安らぎがあれば苦労があります。

もしも晴天の日ばかりだったら、晴天の有難さはわからないでしょう。

時には嫌な思いをさせられる体験を通して、あることを学ばされるます。

晩年に人生を振り返った時に、いちばん大切な教訓を学んだのは生活が楽だった時ではなく、嵐が吹きまくり雷鳴がとどろき稲妻が走り太陽が雲にさえぎられて、すべてが暗く絶望的に思えた時だったことに思いが至ります。

人が本当に目覚め、この世に生まれてきた意味や使命を自覚するのは逆境の中にある時なのです。

のんきな生活の中では目覚めることができません。

だから、苦しい道こそ有難いのです。