気は長く 勤めは堅く 色うすく 食細くして こころ広かれ」という言葉は、江戸時代初期に108歳の天寿を全うしたと伝えられる天台宗の天海僧正(慈眼大師)が、徳川家康に伝えた長寿法だといわれます。

短気を起こさず気を長く持ち、しっかりと働いて、あまり色欲におぼれず、食べ過ぎず腹八分目にして、心をひろくして生きなさいという養生訓です。

現代にも十分通じるというより、現代にこそ心がけたい養生訓だと思います。

気を長く持ち、心を広くすることで、些細なことに怒ったり、悲しんだり、妬んだりすることがなくなり、ストレスを感じることがなくなることから、健康的な生活を送ることができるのです。

その結果長生きすることができるようになります。

また、昔から食べ過ぎて病気になる人は多いですが、少食で病気になった人はいません。

なお、天海僧正は、徳川家康と初対面の時に「天海僧正は、人中の仏なり、恨むらくは相識ることの遅かりつるを」と言われたほどの僧です。

将軍家康・秀忠・家光の3代にわたり、ブレーンとして絶対の信頼を受けました。