因果の法則
この世を支配する絶対不変の法則として、「因果の法則」があります。
物事には、必ず原因があり、原因に応じた結果が生じるということです。
トマトの種を植えれば必ずトマトの実がなり、きゅうりの種を植えれば必ずきゅうりの実がなります。
先人も、「善因善果、悪因悪果」と、善いことをすれば善い結果が、悪いことをすれば悪い結果が生じることを教えています。
また、積善(善いことを積み重ねる)を勧めるのも、同じことです。
因果の法則は、自分の蒔いた種を自分で刈り取らなければならないということです。
自分の蒔いた種を誰かほかの人が刈り取ってくれることはありません。
今の環境が善くない場合、その原因は自分にあります。
人のせいでもなければ、運命などのせいでもありません。
ということは、今から善い種を巻けば、将来必ず善い結果を手にすることができるということです。
私はこのことを学んでから、とても気が楽になりました。
自分以外に原因があるのなら、自分の力だけで善い結果を得ることはできませんが、自分に原因があるなら自分の考えや行動を善くすることで、善い結果を必ず手にすることができるからです。
では、自分の考えや行動を善くするとは、どういうことでしょうか?
利己的な発想を捨て、利他的な発想を持つことに尽きると思います。
私利私欲を捨て、他人のためになる、世の中のためになることを思い、行動することです。
他人のために、世の中のために、生きることが、私たちがこの世に生まれてきた使命なのです。