今を大切にして生きる
今を大切にして生きること。過去ではなく、未来でもなく、”今”この時を大切にして生きる。
誰でも、そんなことはわかっていると思います。
でも、本当に実践できている人はどのくらいいるでしょうか?
昨日の出来事、ちょっと前の出来事に心がとらわれていたり、明日のことや今日この後のことに心がとらわれてしまって、大切な”今”というこの時を無為にすごしてしまったという経験は誰にでもあると思います。
自分の人生を少しでも善いものにしたい。これは誰でも考えることです。
では、どうすれば自分の人生を善いものにすることができるのでしょうか?
過去のしくじりを思い煩っても、そのしくじりを過去にさかのぼって修正することはできません。
まだ訪れていない未来のことを思い煩っても、それは現実に起きていないことを勝手に自分で空想して思い煩っているだけです。
過ぎ去った過去はもう修正できません。まだ来ていない未来には、何の影響も与えることができません。
自分が影響を及ぼすことができるのは”今”この時だけです。
そして、”今”この時を大切にして、”今”この時を善いものにしていくことで、それが過ぎ去れば善い過去になります。
”今”この時を大切にして、”今”この時を善いものにしていくことで、善因善果(因果)の法則により、将来善い報いを得ることができるのです。
逆に、”今”この時をおろそかにしてしまうと、それが過ぎ去った時にはおろそかな過去となってしまいます。
”今”この時を漠然とした将来への不安や取越し苦労などで過ごすと、因果の法則によりその不安や取越し苦労が現実のものとなってしまいます。
”今”この時を大切にして生きることは、自分の人生を善いものしていくためにとても重要です。