国際コミュニオン学会名誉会長の鈴木秀子さんという方が、幸福度を高める生き方について次のように述べています。

私たちは嬉しい出来事があると有頂天になり、辛い出来事に遭遇するとどこまでも落ち込んでしまいますが、目の前の出来事に振り回されるままでは幸福度の高い生き方とはいえません。

幸福度の高い生き方とは、日常の何気ない一見当たり前のことに意識を向け、深く味わい、感動する心の習慣を身につけることです。

朝目が覚める、体を動かすことができる、食事がいただける、家族がいる、子どもたちの笑い声が聞こえる、美しい桜を眺めることができる、日々の生活の糧を得る職場がある、ともに働く仲間がいる、といったことは決して当たり前ではありません。

すべては奇跡の連続であり、その有難さが本当にわかるのは、これらを失ってしまった時です。

当たり前に思える些細な事にも喜びを感じる習慣が身についてくれば、その人の幸福度は格段に高まります

そのような心の状態で世の中を見渡すと、人生は愛と喜びに満ちていることが分かります。

ことさらに財産や名誉を追い求めなくても、満足した人生を送ることができるのです。

良きにつけ悪しきにつけ日々起こる出来事はすべて人生の刺激です。

その刺激をどのように思うかは、ひとえに受け止める側の心ひとつです。

意に沿わない事に遭遇したとしても、そこに何らかの意味を感じ取っていく静謐な心を養っていきたいものです。

(引用:『致知』2017年6月号より)

まさに、「足るを知る者は富む」ということです。

そして、「神は細部に宿る」ということを教えてくれます。

日常の何気ないことにまで、神の配慮があることを感じ、感謝することができれば幸福度は高まるのです。