幸田露伴が明治時代に著した「努力論」。

努力論には、人生の明暗、幸不幸をいろんな角度から検討し、どうやったら明るく生きられるかが論じられていて、現代でも参考になることが数多く書かれています。

幸田露伴は、古来の偉人の伝記を調べると偉人と呼ばれるような人は何事も自分に責任があると考える人であって、決して人を責めたり他人を怨むような人ではないことを見出すであろうと述べています。

また、いろいろな不祥事を起こした人の経歴を調べると、必ずその人々が自分に原因があるのではなく、他人に原因があるのだと考え、他人を責め怨む傾向の強い人であることを見出すと述べています。

悲運を引き寄せる人は、自分に原因があるとは考えず、他人に原因があると考えるのです。

そして、自分にとって楽な道を選び努力せずに、悲運を引き寄せるのです。

必死に努力する道を選ぶか、安易な道を選ぶか。

この二つは、明らかに人が幸運を引寄せるか悲運を引き寄せるかの目安になります。

幸運を引寄せようと思う人は、念頭に置いておくべきことです。

(参照:努力論 (岩波文庫)