第16代京都大学総長の平澤興氏が20歳の時に作成した座右の銘です。

「常に人たることを忘るることなかれ。

他の凡俗(ぼんぞく)に倣(なら)うの要なし。

人格を離れて人なし。

ただ人格のみ永久の生命を有(ゆう)す。

常に高く、遠き処(ところ)に着目せよ。

汝(なんじ)もし常に小なる自己一身の利害

目前の小成にのみ心を用いなば、

必ずや困難失敗にあいて失望することあらん。

然れども汝もし常に真によく真理を愛し、学界進歩のため、全く小我を捨ててあくまで奮闘し努力するの勇を有さば、如何(いか)なる困難も、如何なる窮乏も、汝をして失望せしむるが如(ごと)きことなからん。

真の大事、真に生命ある事業は、ここに至ってはじめて正しき出発点を見出したりというべし。

進むべき

道は一筋

世のために

急ぐべからず

誤魔化(ごまか)すべからず」

(参考;『致知』6月号)

自己の利益のみを追求する利己的な生き方ではなく、世のため、人のためという利他的な生き方をすれば、必ずうまくいくということだと思います。

このことは松下幸之助氏や稲盛和夫氏など多くの偉人と言われる方が述べていることですので、真理だと思います。

また、平澤興氏は、次のような言葉も述べています。

「人間は進歩か退歩かのいずれかであって、その中間はない。

現状維持と思うのは、実は退歩している証拠である」

心にとどめておきたい言葉です。