ファンクショナル・アプローチ研究所社長の横田尚哉さんは、今を生きることが如何に大切かを次のように述べています。

「私は常にその時にしかできないことを、その時だからできることをを徹底してやることだけに専念してきました。

いまできないことに一所懸命になる必要もないし、悩んだり苦しんだりする必要も全くない。

また、その時の境遇が順境であろうが逆境であろうがやることは一緒。

例えば契約が取れないとか、赤字が出たとか、左遷されたとか、そういうネガティブなことが起きても、その時にしかできないこと、その時だからできることが必ずあるわけですから、決して腐ったりせずに自分の為すべきことを為していく。

これは多くの成功者たちが説いていることではあるんですけど、結局「いま」の積み重ねがいかに大切かということです。

「いま」の状況を思う存分楽しみ、与えられた環境を徹底的に生かさなければいけないと思うんですね。

私は「人生とはTodayの足し算」だと捉えています。

人生には今日という日しかなくて、今日をどう生きるか、楽しく過ごすのか、嫌々過ごすのか、その繰り返しで人生はつくられていく。

だから、今日をいかに丁寧に生きるかがとても重要なんです。

『老子』に「千里の行(こう)も足下(そっか)より始まる」という言葉があります。

これはまず一歩を踏み出そうという意味ではなく、千里の道のりだってすべて一歩の集合体なんだよという意味です。

千里の行というと、何か大きなことをしていりゅような気がしますけど、そうじゃない。

最初の一歩も最後の一歩も全く同じ一歩で、その一歩を丁寧に続けているだけ。

まずは、一歩を丁寧に踏み出す。

二歩目も三歩目も、最初の一歩と同じ気持ちで踏み出す。

若いころは、一攫千金を狙ったり、慣れてくると手を抜いたりするんですけど、背伸びもせず手も抜かず、ひたすら同じ気持ちでやり続ける。

そういう生き方が私の原点になっていると思います。」

(引用:『致知』11月号)

未来でもなく、過去でもなく今を生きることの大切さは、私も過去に記載しましたが、横田さんも述べているように多くの先人が説いています。

古歌にも次のような歌があります。

「さしあたる その事のみをただ思え 過去は及ばず 未来は知られず」