「繁栄の法則」で北川八郎さんは、不変の繁栄の法則について次のように述べています。

  • 欲でなしたことは、必ず挫折する。志を立ててなしたことは継続と終わりのない繁栄をみる。(動機の純粋性が大切)

「いかに数字でを上げるか、いかに利益を出すか」ばかり追及する経営者は、「いかに人々に幸せをもたらすか」を目指し、人生を捧げる経営者に比べ人生は不幸になると言えます。

会議が毎日、毎日、利益を求めて進み始めると社員の動きが止まります。

動きの止まった会社になってしまうと、今まで無理した分の苦情やトラブル、売り上げ減に悩まされます。

苦情解決に走り回るだけ、忙しいだけ、慌ただしいだけになってしまいます。

欲で投げた矢が、どんどん投げ返されてくるのです。

トラブルが多くなり、皆が疲れてきます。

仕事が増えた社員は休日出勤も増え、おまけに残業代はつかず、上司の厳しい目線と叱責と目標に疲れ果ててしまいます。

売り上げ減少の原因がわからないトップや役員は何をしたらいいのかわからなくなります。

過去の成功体験にしがみつき、今までよりどんどん会議と催事を増やし、社員の負担を増やします。

末端の社員はトップの期待に応えられず、少しづつ業務に「ごまかし」が入るようになります。

このような社運の傾きの原因を、社員や外部環境のせいにするのは間違いです。

すべて自分たちが利におぼれていたからです。

逆に、社会の人々が喜ぶことに目がいくようになると、お客様の喜びの欲求に押されて何をしたらよいかが明確に見えてきます。

少ない努力で世間から返ってくる好意や課題解決の答えが多くなり、やることが見えてくるのです。

そうすると、社員の笑顔が増え、下からの意見がよく通り、事故も少なくなり、皆が生き生きとして社風は明るくなるでしょう。

そうなれば社長の雑務が減ってきます。

更にいいことは、いろいろな方面から好意の情報が入ってくるようになることです。

(参照:繁栄の法則 その二

動機の純粋性ということでは、京セラの創業者の稲盛和夫さんも同じようなことを述べています。

稲盛和夫さんは、常々「動機善なりや私心なかりしか」と自問自答しながら経営にあたってきたそうです。