日本人の精神、DNA

『致知』という雑誌で、元駐ウクライナ大使の馬淵睦夫さんという方が、日本人の精神、DNAについて、次のようなことを述べていて勉強になりましたので紹介します。

ウクライナ最大の日刊紙の編集長が日本を旅してそのルポを掲載したのですが、その最後に「二週間の日本滞在で何が気に入ったか」という日本人の質問に「それは日本人だ」と答えたと書いているんです。

なぜかといえば、日本で作られた製品には日本人の精神が宿っているんだと。

私はこれを読んで日本人の物づくりの原点がここにあると感じました。

メイド・イン・ジャパンの製品が世界から注目を集めるのは、そこに日本人の魂が吹き込まれているからなんですね。

だとしたら、マネーの論理で動くグローバル市場に物づくりの精神という経済観を吹き込むこともまた、日本人の役割なのではないでしょうか。

それは労働観についても同じで、日本人は欧米人のように労働を神様から与えられた罰とは捉えていません。

むしろ仕事とは神様に出会う場であり精神修養の場であるという発想です。

それくらい『古事記』以来、日本人のDNAの中にしっかりした労働観が刻み込まれているんです。

(引用:『致知』2017年3月号より)

欧米人は労働を神様から与えられた罰と捉えているとは驚きです。

だからこそ、できるだけ早く仕事(罰)を済ませて、仕事(罰)から解放されようと考えるんですね。