成功する人と成功しない人との違い

過ぎてしまったことを、いつまでもクヨクヨしないことです。

済んだことは済んだこと、きっぱりと割り切ることが大切です。

悔恨(かいこん)、無念、腹の虫がおさまらいといった精神状態は、何のプラスにもなりません。

それどころか、実際には恐ろしいほど破壊的な影響を及ぼします。

過去を振り返るのは、そこから何かを学び取る時だけでよいのです。

次のような愚痴をこぼしたことはありませんか。

「何をやってもうまくいかない」

「私は運命の女神に見放されているんだ」

「最近、良くないことばかりが起きるな」

「もう二度と人を信用しないぞ」

「どうも人とうまくやていけない、自分は人と打ち解けることができない 性格だ」

「あのことがなかったら絶対成功していたはずだ」

こうした愚痴や後悔は、仕事で失敗した人がよく口にしますが、いかがでしょうか。

実はそれが成功しない原因を象徴的に示しているのです。

つまりそんな弱気な愚痴をこぼすようでは、成功は決してできないのです。

愚痴をよく検討してみるべきです。

そんな愚痴を言うべき根拠がはたして実際にあるのでしょうか。

結局、事実を口にしているのではなく、心の姿勢がそういう愚痴となって反映していることが多いのです。

心の姿勢一つで病気にもなるし、重病から回復することもあるように、環境を変え、対人関係を改善することもできるのです。

ここに二人の男性がいるとします。

年齢は30代半ばです。

二人とも新しい仕事を始めましたが思うようにいかず、銀行からの借入れが増え続けています。

やがて、銀行から貸し付け金が担保を超過しそうなので、事情を聞きたいという連絡がありました。

二人の男性は、たまたま同じ職業に従事し、似たような条件下で四苦八苦しています。

ところが、銀行員がヒアリングした時の態度がまるで違いました。

Aは仕事の腕は悪くないのですが、自信を持ち合わせていません。

銀行員と面談したAは終始うつむき加減で、まともに銀行員の顔を見ようとしません。

「すみません」を連発するばかりで、今後の見通しもアイデアも示しません。

ついに銀行員から貸し付けの打ち切りを伝えられました。

もう一人のBは、今は確かに苦しいが、6か月以内に何とか返済のめどをつける自信を持っています。

手持ちの資産のすべてを項目別に明示し、現在の手持ちの仕事を列記して差し出し、銀行員に一つ一つ説明していきます。

そして仕事をもっと増やし、規模を拡大し、得意先を広げるためのプランを説明します。

さらに銀行側に助言を求めるなど、積極的な姿勢を見せます。

こうなると、銀行側も貸し付けを打ち切ることはしません。

おそらくAは事業の失敗を銀行からの貸し付け打ち切りのせいにするでしょう。

銀行が貸し付けをストップしなかったら、大丈夫だったはずだと。

その点、Bは成功の秘訣を心得ています。

愚痴をこぼさないし弁解もしません。

事実をありのままに見つめ、必要な手をどんどん打っていきます。

その積極的な姿勢が、銀行員を動かしたわけです。

こういう人は成功への軌道に乗った人です。

成功を約束された人です。

成功にも軌道があり、パターンがあるのです。

そのパターンにはまらない人は決して成功しません。

そして、そのパターンの第一条件が、Bのような積極的実行力なのです。

物事がうまくいかない時、その対応策をアレコレ考えるのもいいのですが、考えたらすぐさま実行に移す行動的姿勢のほうがもっと大切なのです。