心霊治療とは
イギリスのモーリス・テスターという著名な心霊治療家が、心霊治療について以下のように述べています。
心霊治療はたしかに効く。
心身症的なものだけでなく、機能上の欠陥も治る。
むしろ、機能的な病気の方が治りやすい。
私の知る限り、心霊治療で治せない病気はない。
但し、存在しないものは、元には戻せない。
例えば、事故で失った足とか、手術で失ってしまった臓器はどうしようもない。
そうした特殊なケースを除けば、どんな病気でも欠陥でも奇形でも治せる。
どのように病気を治すのかというと、芸術家が外部からのインスピレーションによって作品を生み出すように、私も外部からの治療エネルギーによって治療するのです。
私は、強力な霊的エネルギーが流れ込む通路にすぎない。
霊的エネルギーは、背後霊が送り込んできます。
背後霊というのは、かつて地上で生活した人間があの世へ行ってから、もう一度地上生活との関わりを持つために、地上の人間の仕事を手伝っている霊のことです。
モーリス・テスター氏の場合はガレンというギリシャの医学者が中心となって、他にガレンほど有名ではありませんが、やはり地上で医学を修めた専門家が何人か働いていくれているそうです。
心霊治療を行う時は、その背後霊団に波長を合わせるのです。
背後霊団に波長を合わせる前に、モーリス・テスター氏は患者さんから病歴について語ってもらい、病気の全体像を的確につかんでおきます。
これは非常に大切で、治療エネルギーは豊富に存在しますが、それを患者のどこに集中すべきかは、モーリス・テスター氏が判断を下さなくてはならいからです。
それは患者さんにもわからないことが多いそうです。
脚の神経が痛むと言っても、原因は腰椎にあることもあります。
そんな場合にいくら脚を治療しても、効果はないことになります。
モーリス・テスター氏が患者さんから話を聴くときは、背後霊のガレンも一緒に聞いているそうです。
ガレンは、モーリス・テスター氏の背後霊団のリーダーで、患者の話をもとに霊団の中からその患者さんに合った専門霊を選んで治療に当たらせるのです。
モーリス・テスター氏の役割は、いたって単純です。
治療の道具としていつ使われてもいいように準備し、身を清潔に保つということです。
モーリス・テスター氏は、心身ともに衛生に気を配り、食事を質素にし、たばこを吸わず、アルコール類も一切口にしないように心がけます。
そういう状態を保つことが、背後霊がモーリス・テスター氏をもっとも効果的に使う最高の条件だと心得ているのです。
しかし、だれもがモーリス・テスター氏のように心霊治療を行うことができるわけではありません。
霊媒と同じように、特殊な能力を備えて人だけが心霊治療を行うことができるようになるそうです。