心臓移植に対する霊界の見解
今から3,000年以上前に地上去った霊界の使者シルバーバーチは、交霊会の参加者から心臓移植について質問を受け、次のように答えています。
何事も動機が大切です。
移植が純粋に生命を永らえさせるためである場合が確かにあります。
が、実験を重ねていくうちに実験そのものの興味が先行して肝心の目的を忘れている場合があります。
興味本位で無抵抗の動物を残酷な実験に使用することは、霊的観点から言うと褒められた行為ではありません。
人間の健康は残酷な行為からは得られません。
これまで謎とされている大自然の秘密は、そういう一方的な搾取行為では解明できません。
私は臓器の移植には賛成できません。
また輸血も賛成できません。
私の考えでは、私はあくまで私の個人的見解を述べるだけですが、肉体的生命の維持ということが唯一の目的であってはならないと思います。
心に宿す考えが正しければ行為も正しく、したがって肉体も正常となります。
問題の解決は臓器の移植ではありません。
本当の解決は各自が神の意図(摂理)に則った生き方をすることです。
人間は他人への思いやりと同時に、同じ地球上に住んでいる他の生命のすべてに対して思いやりを持たねばなりません。
神は人間の寿命を引き延ばすための実験材料として動物を用意したのではありません。
実験そのものは成功するケースもあると思います。
ただ、私が気がかりなのは、実験そのものが霊的にみて間違った方向へ進みつつあることです。
その方向は人間の幸福のために献身すべき人が選ぶ道ではないということです。
現段階のやり方では健康は得られません。
健康とは調和状態のことです。
今の医学者のやっていることは一時的な部分品の継ぎ合わせにすぎません。
いたって簡単で、しかも肝心なことをぜひ理解して下さい。
人間という存在は身体と精神と霊の三位一体として創造されているのです。
その三つは不可分のものです。
置き換えはきかないのです。
あなたはそれらが一体となって一つの個性をこしらえている存在です。
健康というのはその三つの要素の間の協調関係であり、規則的リズムであり、一体関係です。
健康を得る方法はそれ以外にはありません。
薬でもなく医学でもありません。
それは一時しのぎの手段にすぎません。
(引用:シルバーバーチの霊訓(9)より)