山岡鉄舟の遺した言葉

『致知』という雑誌で、山岡鉄舟が創建した全生庵住職の平井正修さんという方が山岡鉄舟の遺した名言を紹介しています。

生きる上でとても勉強になります。

晴れてよし 曇りてよし 不二の山 もとの姿は かわらざりけり

(晴れていても曇っていても、富士山は変わらぬ元のとおりの姿のままそこにある)

人は褒められると舞い上がり、けなされると腹を立てます。

しかし、自分の価値というものは、他人の言動によって上下するものではありません。

あいつがあんなことを言ったなどと、他人の言動に振り回されるのは愚かなことです。

自分の価値を見失うことなく、前へ進むことが肝要です。

学びて成らざるの理(ことわり)なし。成らざるは自ら為さざるなり

(やってできないことはない。できないのは努力が足りないからだ)

剣術の妙處(みょうしょ)を知らんとせば、元の初心に還るべし。初心は何の心もなし

(剣術の極意を知ろうと思うのならば、初心に還ることだ)

世阿弥も「初心忘るべからず」という言葉を残していますが、一つの道で大成するには、一番初めのまっさらで、素直な心を忘れないことが大切です。

私たちは、同じような日常が毎日繰り返されているように思いがちですが、実はこの世には、一日として同じ日というものはありません。

周りの環境も自分の体も日々刻々と変化しており、毎日全く新しい日を私たちは生きているのです。

まっさらで素直な初心を忘れ、慣れた時が一番危ないものです。

(引用:『致知』2017年3月号「山岡鉄舟の歩いた道」より)