実るほど首を垂れる稲穂かな

実るほど首(こうべ)を垂れる稲穂(いなほ)かな

稲は秋が近づき実るほど、穂が垂(た)れていきます。

これを見て先人は、人間もこうでなければならないと自然から学んだのです。

周りを見ても、社長なのに社長とは思えないほど腰の低い人がいる一方で、地位が高くなるにつれてふんぞり返っていくような人もいます。

会社に誰よりも早く出社して会社の周りの掃除をして清掃会社の人に間違われる社長がいる一方で、庶民の血税を自分のお金のように使い、それを当たり前のように思っている政治家がいます。

地位が高くなるにつれてふんぞり返るような人、庶民の血税を湯水のように無駄遣いする政治家などを見ると、この言葉を思い出します。

驕(おご)れる者久(ひさ)しからず ただ春の夜(よ)の夢の如(ごと)し

これは、平家物語の冒頭の文書に出てくる言葉で、全盛時の平家のことですが、奢れる者は春の夜の夢のようにはかないということを表しています。

平家も稲穂を見て学ぶ姿勢があれば、もう少し長続きしたかもしれませんね。

実るほど首(こうべ)を垂れる稲穂(いなほ)かな