陶芸家の北川八郎氏が、駄目になって行く経営者と、そうでない経営者の違いについて次のように述べています。

経営者にとっては幼少期の両親との関係が事業に大きく影響してくるようです。

駄目になっていく経営者の中には、幼少期に両親からきちんとした愛情をもらっていなかったり、倫理観を教えてもらっていなかったりする人たちが多くいます。

両親からたっぷり愛情を注がれ、幼少期に人生の法則を教えてもらっている人たちは全く違います。

その一番の違いはやはり個人欲の深さなんですね。

倒産する会社を何千とみてきた私の知人も、倒産する企業と倒産しない企業の違いは何かと言ったら個人欲の深さだと言っていました。

つまり、会社を倒産させる社長の多くが自分と自分の家族は大切にするけれども、周りは一切信用しない、とにかくお金が大好き、という人たちです。

そして、そういう人は不安感も人一倍強い。

お金や物をたくさん持てば持つほど失うのが怖いわけです。

分かち合うことを知っている人は、人の徳と言いますか、社徳を培えば、収入や売り上げは途絶えないという法則を知っています。

それを知らない人は今持っている物をあげたら、もう入ってこない、失うと思ってしまう。

でも、そうではないんです。

分かち合うことを知れば清水は湧き続けるから不安に陥ることはないと私は教えているんです。

(引用:『致知』2017年4月号より)