107歳まで人生を謳歌した「しいのみ学園」創設者の曻地(しょうち)三郎さんは、「人生とは自分との闘いである」を信条として、次のように語っています。

「自分の怠け心に打ち勝って自分の目標に向かわなくては、生きがいなんて見出せません。100年も生きていれば苦しいこと悲しいことがしょっちゅうあります。そんなことにいちいちくじけるようじゃだめです。試練に打ち勝って常に前進していく。それが私の人生哲学。」

京都大学元総長の平澤興さんも、次のように述べています。

「一言でいえば、人生とは自己との対決だと、自分との勝負だと、私はそう思います。本当に1人の人間として自分と競争をして、自分との勝負に勝てる人、これがやっぱり、人間として立派な人間、人間として1番立派な生き方ではないか。」

将棋の名人、升田(ますだ)幸三さんは、闘魂について、次のように述べています。

「勝負師にとって、闘魂は無論必要であるが、それは相手と対立する敵愾心(てきがいしん)であってはならない。闘魂は外よりむしろ内にむけられるべきであり、邪念雑念を排して、我とわが心の闘いに勝つことである。したがって、真の闘魂とは一朝一夕に生まれてくるものではない。苦しい下積みが長ければ長いほど、一層深く張るものである。」

大正から昭和に活躍した社会教育家の後藤静香(せいこう)さんが次のような詩を残されています。

十里の旅の第一歩 百里の旅の第一歩
同じ一歩でも覚悟がちがう
三笠山にのぼる第一歩 富士山に登る第一歩
同じ一歩でも覚悟がちがう
どこまで行くつもりか どこまで登るつもりか
目標がその日その日を支配する

(引用:人間学を学ぶ月刊誌『致知』2016年11月号より)