京都大学第16代総長 平澤興氏の語録
京都大学第16代総長 平澤興氏が、総長就任直後に学生運動に対して処分を行わざるを得なかった時に家族に対して残した語録です。
「僕はね、打たれれば打たれるほど強くなるんだよ」
「生きることは決して楽なことではない。
どんなことがあっても耐えていかねばならない。
生きるとは苦しみを越えていくことだ」
「自分の不幸を感謝できるようになってこそ人間といえる。
幸福は与えられるものではなく、自分の手によって獲得するものだ。
たとえ幸せが与えられても、ある人間はいつの間にかそれを逃してしまう。
しかし、ある人間は不幸の最中(さなか)にあっても自ら力強く幸せを勝ち取るに違いない。
だが多くの人間は際限(さいげん)なく襲(おそ)ってくる苦しみに打ちひしがれ、美しい人間性を失い、醜(みにく)い人間になる。
度重(たびかさ)なる苦しみを嬉々(きき)として耐えていく人間の中から、幸せは生まれてくるものではあるまいか」
「私は60年かかって、様々な苦しみに真正面から体当たりしてつくりあげてきたこの目、自分
の魂、そして心を信じる。
僕も随分いろいろな苦しみに遭遇(そうぐう)してきた。
しかし、決して敗北しなかった」
「幸せなどどういうものかわからない。
だが、私は、いついかなる時でも、感謝と祈りを込めて生きていく」
「致知4月号より、引用」