やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば、人は動かじ
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば、人は動かじ」は、連合艦隊司令長官 山本五十六(いそろく)の有名な格言です。
上杉鷹山の「してみせて 言って聞かせて させてみる」から影響を受けているそうです。
リーダーが部下を指導する時のポイントを、簡潔にわかりやすくまとめていると思います。
まずは、「やってみせる」。率先垂範するということです。
次に、「言って聞かせる」。指示を具体的にわかりやすく部下に伝え、理解し納得させる。
そして、「させてみる」。部下に実際にやらせてみる。
最後に、「褒めてやる」。部下にやらせてみて、よかったところを褒めてあげる。
この一連のサイクルを繰り返すことで、人は育つということです。
仕事もそうですが、学校、習い事、スポーツなど、人を指導する上での大切なポイントだと思います。
山本五十六は『男の修行』という経営者や指導者のための格言も残しています。
「苦しいこともあるだろう、言い度(た)いこともあるだろう、不満なこともあるだろう、腹の立つこともあるだろう、泣き度いこともあるだろう、これらをじっとこらえてゆくのが、男の修行である」